スプレーノズル接続タイプについて

ねじ式接続タイプ

特 徴
一般的な取付タイプで、ノズルを配管にねじ込んで、接続します。おねじとめねじがあります。

詳 細
ノズルのねじ口は、テーパねじになっています。これは水漏れを防止するためです。完全に水漏れを防ぐためには、シールテープの使用をお勧めします。通常、ノズルのねじ口は平行ねじではありません。市販のテーパねじの規格は、日本国内で多く使用されるBSPT(以下略称PT)と、主に北米で使用されるNPTの二種類が一般的です。 なお、これらのねじ規格は目視だけでは判別が難しいため、規格を確認するときは測定器具で測りましょう。 次はねじのサイズについて説明します。通常、ノズルのねじは、〇分の〇といったインチねじとなっており、サイズは記号「"」で表します(例:1/4"PT)。ただし、日本国内では関連法令との兼ね合いもあり(表向きはインチ単位の使用を禁止している)、一般的に「"」表示を省略しています。また、読み方については各業界で異なることがありますが、よく使われるものとして、1分(いちぶ)、2分(にぶ)、といった呼び方が一般的に多く用いられています。例えば、1分ねじは1/8ネジのことを指します。

溶接接続タイプ

特 徴
樹脂溶接で固定するタイプです。ノズルチップ部と台座部が簡単に分離できるので、メンテナンス後、ふたたびノズルを取り付ける際の角度合わせの手間が省けます。また、ねじ式接続と比べて接続部がより強固になります。
穴を開けた配管に、クランプ部を挟んで接続します。工具を使わず簡単に、ノズルの取り付けが出来ます。

詳 細
台座が固定されているため、内部洗浄などのメンテナンス後、ふたたびノズルを取り付ける際に、新たに角度合わせをする手間が省けます。また、ねじ込み接続と比較して、接続部が強固であることが特徴です。特にプリント配線板の湿式プロセスなど、メンテナンスの頻度が高い用途に最適です。

クランプ接続タイプ

特 徴
穴を開けた配管に、クランプ部を挟んで接続します。工具を使わず簡単に、ノズルの取り付けが出来ます。

詳 細
ナットは素手で外すことが出来ます。特殊なパイプクランプデザインなので、水配管に穴を開けたあとは、工具を使わずにノズルを接続することができます。